CONCEPT
CONCEPT
安心安全な牛肉を食べていただく為、私たちは牛に食べさせる餌を自分たちで配合しています。これは、当たり前のことではなく日本にある牧場の多くは購入した餌を使っています。
穀物飼料は実際に自分たちで手に取り、目で見て、時には口にして安心安全な穀物飼料を厳選しています。こだわりの飼料を中心に独自のレシピで自分たちで配合しています。
口の中に広がる強烈なフレーバー。同時に舌の上で溶け出す脂の甘み、赤身肉の旨味を実現しています。これが私達の餌へのこだわりです。
私たちは牛の出産から自分の子供のように愛情をもって育て、最終的にお客様の食卓に届くお肉になるまでの責任を持ちます。
これは当たり前ではなく、日本の多くの牧場は出産から子牛になるまで育てて売る素牛農家と、子牛を買ってきて肥育し、お肉にする肥育農家の2種類に分けられます。
美味しい牛肉は偶然ではできません。母牛のお腹にいる時からすでに始まっているのです。私たちの牛は北海道生まれ、北海道育ち。生粋の道産子なのです。
私たちは、牧場(1次)、食肉の加工(2次)、精肉店・レストランを運営し、30年以上前から6次産業化しています。これは『高品質な牛肉を安価に直接お客様に提供したい』との創業者の考えからです。
自分たちで牛を育て、肉を加工し、販売し、お客様に直接お肉を届けることで『誰が育てたのか?』『どのように育てたのか?』お客様に顔が見える形にしたいとの想いからです。また、直営店があることで、自らが育てた牛肉の肉質や、脂質が、手に取るように分かるようになりました。
そして、より安全で美味しい牛肉を生産することを目指して、飼育管理や飼料の配合といった細部までこだわれるようになりました。
牛は草を食い、消化し、排せつします。排せつした『たい肥』を乾燥させ畑に撒き、肥沃な土地となり、翌年には青々とした牧草が実ります。
そして、その牧草を牛たちが食べる。私たちは牛たちのおかげで、この循環の一部に身を置けることに感謝しています。
だから、極力農薬や化学肥料は使いません。牧草は大部分を自分たちで作っています。
当牧場は、持続可能で自然に配慮した農業をこれからも続けていきます。
牛はとても敏感で臆病な動物です。様々なストレスが体調の変化に表れます。毎日同じ人が会話をしながら餌やりをすることで人と牛との信頼関係を築き牛に安心感を与えられます。食欲も、月齢や性別・体格だけでなく、季節や気温で常に変化するため、同じ餌・同じ量という訳にはいきません。毎日、スタッフが観察しながら一頭一頭、手作業で調整して与えています。
最近では、機械で牛にエサを与える牧場が増えてきましたが、私たちは時代に逆行しこれからも手作業にこだわりを持ち続けます。昔ながらのやり方で、一頭一頭と話しながら、手間ひまかけて牛と接することを大切にしていきます。